低温調理の魅力といえば、思い描いた火入れができることです。
その思い描いた火入れのためには
設定温度別に食材がどのような状態へ変化するのかを知っておくことが大切です。
そこで今回は卵を使って、調理時間を固定して設定温度を変化させることで
仕上がりの比較をしていきたいと思います。
では、見ていきましょう。
まずは設定。
今回は調理時間を30分で、5つの温度設定の比較を行います。
60℃で30分調理すると・・・
この状態では、見た目は生卵と殆ど変わりませんね。
さらに見ていきましょう。
卵白がゼリー状に固まり始めました。
半分に割って卵黄の状態も見てみましょう。
63℃では卵黄は流動性をもったままの状態です。
65℃になると卵黄に粘度が付き始めました。
丼ぶりなどにトッピングする温泉卵はこのくらいだと他の食材との絡みが良さそうですね。
続けて見ていきましょう。
68℃では卵白の離水が見られるようになりました
卵黄は保形性がありながらもねっとり柔らかい状態です。
70℃では卵黄はさらに熱凝固が進んでいますね。
卵は本当に繊細で、調理時間の違いや僅か2、3℃の温度の違いで仕上がりが変わります。
それゆえ少しの加減で「失敗してしまった!」という経験は
誰しもあるのではないでしょうか。
そんな繊細な卵もスービットクッカーを活用して
温度と時間をコントロールすれば、より簡単に理想へと近づくことができます。
好みや料理に応じて、イメージ通りの仕上がりを楽しみましょう!
それでは最後に並べてみましょう。
理想の仕上がりを実現させるため、ご参考にしていただければ幸いです。